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ベストベストの開発にあたっては、小柳氏はハード面、加藤氏は音のチューニングを担当。 |
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それぞれのボディタイプに合わせた音響チューニング
加藤氏(以下、加藤)…100%の音が耳に届いているから、聞こえない音も聞こえるようになるということなんです。
例えば映画館って、一番端っこだろうがド真ん中だろうが、何処に座っても同じ音が聞こえますね。それと同じ現象です。いわば映画館の音響システムをそのまま小さな箱に詰めたものをクルマに積んでいると考えてもらえれば良いと思います。
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小柳氏(以下、小柳)…簡単に言うとシステムの根本にあるのが、映画館向けのサラウンドシステムなんです。それをクルマ用に持ってきたものです。BEST2♪は映画館と同様にドライバーだけでなくみんなで良い音を楽しむことができるんです。 |
星…一番感じるのが、今まで、曲のバックで鳴っていた楽器の音まで聞こえる感覚になったんですよ。こんな音もあったんだっていう(笑)
加藤…人は音が聞こえないと、ボリュームを上げるんです。そうすると当然、耳が疲れます。これが疲労の原因です。
ところが聞こえる音が多い(よく聞こえる)とボリュームを上げる必要がなくなります。
さきほど星さんがラジオの声が聴きやすくなったとおっしゃってましたが、これがまさにBEST2♪の効果そのものでもありまして、男性の低い声とか女性パーソナリティーが喋っている時の”中域”と言われる音は、純正スピーカーではもっとも音が欠損しやすい帯域なのです。そこをBEST2♪で100%聞きやすくして、しっかりと耳に届くように考えながら調整しています。 |
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ホームオーディオでは、スピーカーひとつですべての音をカバーする”フルレンジスピーカー”が一番良いと言われている。
車内では当然不可能な理論だが、ベストベストの作り出す音響空間は、それに匹敵するレベルのものと考えても良い。 |
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星…とくにミニの車室内の調整で難しいところなどありましたか?
加藤…椅子の下に20㎝ウーファーが2つ、それとドアサイドの10㎝ミッドスピーカーの音を合わせて上げていくことが難しくて…。
サイズの違いもそうなのですが、同じような音が出ているため、それをいかにして上方へ定位させ、しっかりとミックスし、なおかつ聴きやすい音にするかという部分です。色々と試行錯誤をかさねて、純正の低音を抑えてBEST2♪の側で少し増幅させるという方法に辿り着きました。
星…ミニだけが、難しいのでしょうか
加藤…ほかの車種でもいろいろと難しい部分はありますが、音を良くするというよりも、音を聴きやすくするという部分に注力してます。
スピーカーから出てくるを音を作ってしまったら、これは私の音になってしまう。すべての人が聴きやすいように周波数帯域の音で、ひとつずつ確認しながら細かく調整してます。なので、みなさんが聴きやすい音になっている自信はものすごくあります。 |
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ベストベスト装着時、低音と高音はバランスも同じ、上が0だったら低音は-1。
ミニの場合は、これに連動して、高音を2個上げたときは、低音を2個戻すと良いとのこと。 |
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100% の音を耳元に伝えるチューニング
星…BEST2♪を装着すれば、クルマ側のオーディオ調整は必要ない? |
加藤…そこは好みの問題なので、いくらでも調整して頂いて大丈夫。
小柳…例えば純正デッキの調節の変化量が、BEST2♪をオンにした時とオフの時だと完全に違います。
音がしっかりと届くようになるため、その変化を大きく感じるからです。
また、ミニやBMWなどは低音が強めで音がボヤけると言いますか…シート下のウーファーBOXの影響で、そうした傾向がどうしても強く出ます。
じつはBEST2♪には30㎝ほどのサブウーファーレベルの重低音を出せる”トゥルーベース”という機能があります。空気の振動などが強烈な通常のイコライザーブーストとは異なるもので、低音が出ていると人間が感じる(錯覚している)音であるために、疲労感もほとんど残りません。 |
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加藤…走り始めると男性の声や、女性の低い声がロードノイズで聞こえづらくなる。そうするとボリュームを上げたくなる。すると余計に会話が聞こえづらくなり耳が疲れてしまう。
ところがBEST2♪だと、空気感まで分かるようになる。今まで、いかにもったいない音の聞き方をしていたかということ。スピーカーから出てくる音の3割から4割ぐらいしか聞こえていなかったということなんです。
高性能なスピーカーの装着だけではその性能を生かし切れない。BEST2♪だと、音が100%耳に伝わってくるので、聞きやすく良い音がたのしめるようになるのです。
次号は9月発売
オプションスピーカー装着によるグレードアップ!! |
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Advanced Auto Sound System BEST2♪ REPORT & IMPRESSION |
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NEW'S 2018.09ミニマガジンVol.20掲載記事をご厚意で転載させていただきました。 |
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なんと、ナビ男くんのBEST2♪(ベストベスト)シリーズがさらなるアップグレードを遂げた。オリジナルのコアキシャルスピーカーユニットがオプション設定され、マニアをうならせるほどの音質向上を実現。その最新プロダクトを紹介しよう。 |
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純正オーディオの音が異なる次元へと昇華する。新発想サウンドユニット。 |
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2014 10/9 RELEASE |
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2014 10/9 RELEASE |
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2014 10/15 RELEASE |
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2014 10/24 RELEASE |
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2014 10/24 RELEASE |
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PROFILE
・トリオ(現ケンウッド)にて製造及び生産技術の研究・開発に従事。
・高級音響メーカー「アキュフェーズ」社の創立に参加。設計開発と生産管理に携わる。
・アキュフェーズ100%出資の子会社設立に伴い移籍。設計開発、生産管理、品質管理等技術面での総責任者として勤務(ホームオーディオ・カーオーディオのアンプ・周辺機器の開発に従事)。
カーオーディオ分野の最高峰モデルとして「MogamiModel」を開発製造。
独自の音響理論による画期的回路方式を搭載、多くの支持を得る。
・米国SRS社の音響技術コンサルタントを経て、カー用サラウンドシステムを開発。
・米国大手スピーカーメーカーの製品設計、品質管理を26年間にわたり従事。 |
開発者 最上正司氏 |
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