実はCDやDVDなどの音源には、空間情報や間接音といった情報が含まれています。スタジオ録音の曲であっても、ミュージシャンやミキサーが狙った音の配置があります。しかし、これらを2ch構成のスピーカーで再生することは、通常は不可能。

音源が本来備えている「はずの」空間情報を再現する。そのために最上氏が採用したのが、シネマ用の立体音響で知られるDTS社が保有する、「SRSテクノロジー」でした。

デジタルプロセッサーを用いることで、それぞれの音の輪郭を明確にし、失われがちな低域を補完し、さらに車両ではどうしても下に籠もりがちな音像を、さながら目の前で演奏されているかのように持ち上げます。

BEST2♪（ベストベスト）では、これに最上氏が心血を注いで開発してきた高級アンプ、「MogamiModel」のエッセンスを凝縮し、同等のクォリティを達成したパワーアンプユニットを組み合わせました。
実のところ、SRSテクノロジーを用いず、このアンプだけでもかなりサウンドが向上するという逸品です。